『改正後の中国専利法にかかわる審査業務の処理に関する暫定規則』について...
中国国家知識産権局が2021年5月25日、『改正後の中国専利法にかかわる審査業務の処理に関する暫定規則』を公布しました。 改正後の中国専利法が2021年6月1日より施行されますが、『専利法実施細則』と『専利審査指南』の改正の終了と発効はその数ヵ月後になることから、同規則が暫定的な措置として公布されました。 改正後の中国専利法の施行の説明、及び弊所の提案を...
中国最高裁 2020年知的財産権司法保護白書を公布...
先頃、中国最高裁判所は『中国の裁判所の知的財産権司法保護2020』白書(以下、「白書」という)を公布し、2020年の中国の裁判所の知的財産権案件裁判を包括的に整理、総括した。白書によると、2020年に中国の裁判所が新規に受理した一審、二審、再審請求など各種の知的財産権案件は52万5618件、裁判終了は52万4387件で、2019年よりそれぞれ9.1%と10.2%増加した。 最高裁判所...
2020年中国知的財産権保護状況白書が公布...
中国国家知識産権局は4月25日、『二○二○年中国知的財産権保護状況』白書を公布した。保護の効果、制度の構築、承認と登録、文化的構築及び国際協力など多方面から2020年の中国知的財産権保護の実務と進捗を総括し、1年間の知的財産権保護活動の成果を紹介したもので、全文約2万字である。 一、保護の効果について、白書は、各関係部門が知的財産権司法保護と行政...
中国国家知識産権局が技術調査官制度の構築をスタート...
国の知的財産権行政法執行案件の処理への技術調査官制度の導入の要求に応じるために、先頃、国家知識産権局弁公室は『技術調査官の専利、集積回路レイアウト設計の権利侵害係争行政裁決への参加に関する若干の規定(暫定試行)』(以下、『若干の規定』という)を発表した。 『若干の規定』は20条からなり、主に技術調査官の選任、職責、管理方法などを規定してい...
2020年北京インターネット裁判所が約2万9000件の著作権案件を受理...
北京インターネット裁判所が4月20日に記者会見を開き、2020年の同裁判所のインターネット関連の著作権案件の審理状況を発表した。 発表によると、2020年に北京インターネット裁判所は著作権案件2万8946件を受理し、2万7925件の裁判を終了した。受理数に対する終了数の割合は96%である。終了の形態別では、調停と訴訟の取り下げが2万1714件で全体の78%を占め、判決などその他...
最高裁判所知的財産権案件年度報告(2020)の要旨...
2020年、中国最高裁判所は年間で各種知的財産権案件5390件を新規に受理した。案件の審理手続別では、二審案件が3171件、提審案件(事件の重大性やその他の原因で上級裁判所が下級裁判所で審理中または審理済みの事件を再審理する案件を指す)が300件、再審請求案件が1878件、伺い案件は23件、不服申立案件が3件、その他が15件であった。案件の対象別では、専利案件が28...