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工商総局:今年上半期 中国工商機関が不正競争案件478件を受理

時間:2016-09-02

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   中国国家工商総局によると、6月30日現在で、中国工商機関は『不正競争防止法』に基づいて、不正競争案件478件を受理し、118件を結審した。案件に係わる金額は2.7億元(人民元。以下同じ)で、罰金、没収金は計2738万元であった。

 業界別では、上水道業が80件、電気供給業が32件、ガス供給業が82件、公共交通業が80件、葬祭業が35件、その他の産業が169件である。また、国民生活と密接に関係する業界を重点に、各種の独占契約や市場支配的地位の濫用行為が法に基づいて摘発された。

 中国国家工商総局の于法昌スポークスマンは記者会見で次のように語った。上半期、中国工商システムは公共企業による競争規制と独占行為に重点を置き、不正競争と独占禁止に対する法執行を強化してきた。苦情の多い水、電気、ガスの供給、交通輸送などの業界における強引な取引、過請求などの問題について、取り締まりキャンペーンを行った。

 今年上半期、中国工商と市場監督管理部門は各種経済違法案件23.5万件を摘発した。前年同期比2.0%増で、案件に係わる金額は29.5%減の24.7億元であった。

 また、上半期、中国工商システムは市場主体の許可手続きにおける監督管理を強化し、「ゾンビ企業」の強制退場メカニズムを構築し、長期営業停止状態の企業を全面的に整理し、一部企業を再建させ、一部を整頓し、一部の営業許可を取り消すことで、法にしたがって誠実に経営するように企業を促し、市場環境を整備し、市場主体の許可手続きにおける監督管理案件6.3万件を摘発した。前年同期に比べて1.6倍増であった。

 また、工商機関は無許可経営に対する取締りを強化し、無許可経営案件6.5万件を摘発した。案件に係わる金額は8.8億元に上った。

 中国工商システムは違法ネット取引に対する取締りを強化している。各地方は集中的にネット市場監督管理キャンペーンを展開し、祝祭日などに集中する販促ポイントを押さえ、ネット上の商標権侵害、偽物・粗悪品販売、虚偽宣伝、架空注文・信用偽造などの目立った違法行為を重点的に摘発した。上半期に摘発したネット取引監督管理案件は2876件で、前年同期比79.4%増であった。