中国信息通信研究院は9月26日、「世界の5G標準必須特許と標準提案に関する調査報告書(2024年)」を発表し、2024年の5G標準必須特許の世界ランキングを公表した。
近年、中国企業は5G標準必須特許で世界をリードしており、2024年の世界標準必須特許ランキングのトップ10に5社の中国企業がランクインし、引き続き全体の半数を占めた。ファーウェイ、ZTE、シャオミ(Xiaomi)が国内の5G特許トップ3となった。
昨年のランキングと比較すると、今年の世界の5G標準必須特許トップ10に変化はないが、企業の順位とシェアは大きく変化した。
特許ランキングでは、2024年の世界上位10社のうち、順位を上げたのはLG、エリクソン、シャオミの3社のみで、このうちシャオミは順位を2つ上げ、中国企業で唯一順位が上昇した企業となった。特許シェアにおいて、今年世界の有効パテントファミリーのシェアを増やした企業はわずか4社であり、そのうち、シャオミの世界の有効パテントファミリーのシェアは昨年の4.1%から4.62%に増加し、増加率は中国企業の中で第1位となった。
シャオミが5G標準必須特許分野で成績を上げたのは、近年の研究開発への積極的な投資によるものである。これまでシャオミが発表したデータによると、2024年上半期の研究開発投資は107億元に達しており、通年の研究開発投資は240億元に達すると予想されている。シャオミは2023年に今後5年間の研究開発投資は1000億元を超えるだろうと発表した。
2023年末時点で、シャオミの技術研究開発は、5Gモバイル通信技術、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能などを含む12の技術分野に参入しており、細分化された分野は全体で99に達している。
(中国日報から翻訳)