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中国出願人のPCT国際出願数が5年連続で世界一位

時間:2024-05-09

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先頃、世界知的所有権機関(WIPO)が2023年の世界知的財産権出願統計データを発表した。それによると、2023年に各国出願人が提出した『特許協力条約』に基づく国際特許出願件数は27万2600万件で、うち中国は出願件数で再び世界第1位となり、2019年に初めて首位を獲得して以来、5回目の首位となった。

データによると、出願人に関して、中国の企業と大学が優れたパフォーマンスを見せている。2023年に中国のファーウェイは6494件の出願で世界企業ランキングの一位となった。出願人の上位10社の中で、中国の寧徳時代が84位から8位へと順位をあげた。教育分野では、アメリカ・カリフォルニア大学(531件)が依然として出願件数最多の出願人で、中国・蘇州大学(332件)が第2位、次いでアメリカ・テキサス大学システム(217件)、中国・清華大学(209件)、アメリカ・スタンフォード大学(180件)となった。

また、WIPOはマドリッド協定議定書に基づく国際登録出願、国際意匠登録出願などのデータを発表した。2023年に各国出願人が提出したマドリッド協定議定書に基づく国際登録出願は6万4200件で、うちアメリカ出願人によるものが1万987件で最多であった。次いでドイツと中国の出願人が続き、それぞれ6613件と5473件であった。各国出願人が提出したハーグ制度に基づく国際意匠登録出願件数は過去最高を更新して2万5343件に達し、3年連続で増加し、上位3国はドイツ(4517件)、中国(3758件)、アメリカ(2668件)の順であった。

(中国知識産権情報網から翻訳)