 
        先頃、中国の財政部、金融監督管理総局、国家知識産権局、国家版権局が共同で「知的財産の価値評価の更なる規範化に関する若干の問題についての通知」を公布した。知的財産の価値評価の規範化管理を強化し、価値評価サービスの知的財産権の運用と保護能力を高め、知的財産の価値を引き出し、知的財産強国建設を加速化することを目的としている。
通知は、知的財産の運用と保護における価値評価の専門的役割を十分に発揮し、知的財産の価値評価の業務行為を規範化し、知的財産の価値評価の監督管理と自律的管理を強化し、知的財産の価値評価に関する各関係者の責任を確実に果たすことを要求している。
通知は以下のことを明確にしている。価値評価機関が知的財産価値評価業務を引き受け、実施するには、相応する専門的能力、品質管理能力、リスク管理能力などを備えなければならない。価値評価においては、知的財産の特徴を十分に考慮し、独立的、客観的かつ公正に知的財産資産の価値を評価しなければならず、事前に設定された価値を直接評価結論としてはならない。価値評価機関が知的財産の担保融資に係わる価値評価業務を行う際には、知的財産権の価値の変動性、無形性、流動性の大きさという特徴に注意を払い、知的財産価値評価の専門的役割を十分に発揮し、商業銀行、保険会社などの金融機関や融資保証会社に対して、知的財産の質権融資におけるリスク管理の意思決定の参考を提供しなければならない。(出所 中国知的財産権新聞社の公式サイト「中国知的財産権情報網」)