 
        中国企業連合会と中国企業家協会は9月15日、24回目となる「中国企業上位500社」を発表した。中国国家電網(発電送電事業者)、中国石油(石油ガス製造販売事業者)、中国石化(石油ガス製造販売事業者)がトップ3を占め、中国建築、工商銀行、農業銀行、建設銀行、中国銀行、中国鉄路、京東グループ(通販サイト)がトップ10入りした。特筆すべきは、今回の上位500社の保有する有効専利件数は224万3700件で、そのうち特許は103万9600件に上り、前年より16.86%増加したことである。
このランキングは2024年の企業の営業収入(売上高)を選考基準としており、入選の最低ラインは23年連続で上昇し、479億6000万元に達し、前年より5億7900万元上昇した。上位500社の営業収入の合計は110兆1500億元で、前年より増加した。ランク入りした企業のうち、営業収入が千億元に達した企業数は267社で、前年より45社増加し、15社の営業収入が1兆元を超えた。このうち、中国国家電網の営業収入は3兆元を超え、中国石油、中国石化、中国建築の営業収入は2兆元を超えた。
今回発表された上位500社の総合的な「研究開発強度(注:研究開発への投資額、成果、技術レベルなどで図った指標)」は過去最高を更新し、研究開発費は1兆7300億元、研究開発強度は1.95%という新記録を達成し、8年連続で上昇した。イノベーション成果の質も引き続き向上し、有効専利保有総数は224万3700件で、前年より21万4000件増加し、10.54%増となった。このうち、上位500社が保有する特許は103万9600件で、前年より15万件増加し、16.86%増となり、特許の数量は6年連続で増加した。専利全体に占める特許の割合は46.33%で、前年より2.5ポイント上昇し、専利の質は着実に向上している。
さらに、今回発表された上位500社のうち、先進的な製造業と現代サービス業の企業数が増加し、39社が新規入選または再入選した。このうち、自動車及び部品製造、物流及びサプライチェーンの企業が最も多く増加し、合わせて6社が新規に入選した。コンピュータ通信機器及びその他の電子設備製造業、電気通信及びインターネット情報サービスなどの業界は、複数の指標でリードしており、研究開発費用、専利、標準化などの面で顕著な貢献を果たしている。(出所 中国国家知識産権局の公式サイト)