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世界知的所有権機関 中国がグローバルイノベーションクラスタートップ100の保有数世界一 深セン・香港・広州クラスターが世界首位に躍進

時間:2025-09-30

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世界知的所有権機関(WIPO)は9月1日午後、香港で「2025年グローバルイノベーションクラスタートップ100」ランキングを発表した。中国が保有するグローバルイノベーションクラスタートップ100の数は3年連続で世界一を維持し、深セン・香港・広州クラスターが世界首位に躍進し、中国の単独のイノベーションクラスターが初めて世界一となった。

グローバルイノベーションクラスタートップ100には、中国の24のクラスターが選ばれ、アメリカ(22)、ドイツ(7)、イギリス(4)、インド(4)と続いた。世界のトップ5およびトップ15のイノベーションクラスターランキングにおいて、中国はそれぞれ2つと5つを占め、いずれも世界一となった。寧波(93位)と寧徳(99位)のクラスターはともに初めてグローバルイノベーションクラスタートップ100ランキング入りを果たした。

世界のトップ15のイノベーションクラスターは順に、深セン・香港・広州、東京・横浜、サンノゼ・サンフランシスコ、北京、ソウル、上海・蘇州、ニューヨーク、ロンドン、ボストン・ケンブリッジ、ロサンゼルス、大阪・神戸・京都、パリ、杭州、サンディエゴ、南京である。

グローバルイノベーションクラスタートップ100は旧称をグローバル科学技術クラスタートップ100といい、2017年以来、WIPOは毎年世界主要経済体のトップ層のイノベーション能力を評価している。主にWIPOの特許協力条約(PCT)に基づいて提出された国際特許出願数、科学論文発表数、および今年新たに追加されたリスク資本取引量の3つの指標に基づいてイノベーションクラスターのランキングを行い、世界で最も活発な科学技術活動の集積地域を確定している。WIPOのダレン・タン事務局長は、イノベーションクラスターは強力な国家的イノベーションエコシステムの支柱となり、アイデアから市場までのプロセスを定着させ、強化するのに役立っていると述べた。

出所:国家知識産権戦略網から翻訳