先頃、中国国家知識産権局は国務院新聞弁公室の記者会見で、今年上半期の知的財産権事業に関する成果を発表した。関連する指標とデータは良好で、「安定」「上昇」「活発」「最適化」の特徴を示し、中国の知的財産権事業が高品質な発展軌道に乗っていることを明確に示している。
安定:知的財産権の備蓄が着実に増加
今年6月時点で、中国国内の有効特許件数は同期比13.2%増の501万件に達し、1万人当たりの高価値特許保有数は15.3件で過去最高を更新した。有効商標登録件数は同期比6.6%増の4895万9000件で、4事業主体あたり1件の商標を保有する計算となる。地理的表示製品承認件数は累計2861件、集団商標・証明商標として登録された地理的表示製品は7424件、地理的表示専用標識を使用できる経営主体は3万7000社を超えている。PCT国際出願とハーグ協定に基づく意匠出願はそれぞれ前年比12.7%、23.2%増加し、より多くの中国企業が海外知財戦略を加速している。
上昇:企業の技術革新主体としての地位が上昇
現在、有効特許を保有する国内企業は52万4000社に上り、保有特許件数は372万7000件で、国内有効特許全体の74.4%を占める。これは企業の研究開発投資が社会全体の研究開発投資の4分の3を占める現状と非常に一致しており、企業はイノベーション能力を着実に向上させ、技術革新の「主役」としての役割を強めていることを示している。
活発:デジタル・医療分野で技術革新が活発化
世界知的所有権機関が定めた技術分野別の統計では、中国国内の有効特許数増加率トップ3の分野は情報技術管理方法、コンピュータ技術、医療技術で、それぞれ前年同期より34.1%、22.7%と19.8%増加し、国内全体の平均を大幅に上回った。デジタル技術と医療技術の特許の急成長が産業のデジタル転換を効果的に推進し、国民の健康と福祉に貢献している。
最適化:知財ビジネス環境が持続的に改善
今年上半期、外国出願者による商標登録出願は同期比7.4%増の9万4000件で、特にドイツ・イタリア・米国からの出願が20%以上の伸びを示した。また、中国国家知識産権局はさらにフランス・ブルゴーニュ産地からの地理的表示保護申請74件も受理した。国内外企業への平等で公正な知財保護が、外資系企業の中国進出のための良好なビジネス環境の構築に寄与していることを示した。
市場化・法治化・国際化した一流のビジネス環境の構築に向け、中国は主要な国際知財条約のほぼ全てに加盟しており、さらには国内の法整備を積極的に推進している。専利・商標審査の質と効率を継続的に向上させ、国内企業と同等のプロフェショナルサービス・優遇政策が外資系企業にも適用されるように取り組んでいる。外資系企業からの意見や提案を積極的に聞き取り、ニーズに応じた知財サービスを提供している。
(出所 中国知的財産権新聞社の公式サイト「中国知的財産権情報網」)