公平な競争を促す社会的雰囲気をつくり、公平競争政策の徹底した実施を推進するため、先頃、中国市場監督管理総局(国家独占禁止局)は『中国独占禁止法執行年次報告(2024)』を発表した。同報告には主に特集、年間活動概要、監督管理・法執行の成果、法制度整備、公平競争政策の実施、競争政策の普及、国際交流協力および地方の取組みなどの内容が含まれている。
報告書は、2024年に市場監督管理総局(国家独占禁止局)は全国統一市場の構築を加速するという重点事業を確実に実行し、重点分野における独占禁止の監督管理と法執行を強化したと紹介している。一年間に独占協定・市場支配的地位の濫用に係わる案件11件を処理し、調査拒否・妨害案件1件について行政処罰を下し、経営者集中案件643件を処理した。国務院に『公平競争審査条例』の公布を要請し、地方保護主義・市場寡占という際立った問題の解決に力をいれ、行政権を濫用して競争を排除・制限する案件72件を処理した。独占禁止国際協力を深化させ、イタリアなど4ヶ国と協力覚書を交わし、全国公平競争大会と中国公平競争政策推進週間を開催し、あらゆる経営主体にとってより公平で活力ある市場環境を積極的に創出し、経済の高品質な発展を促進した。
(出所 北京市市場監督管理局の公式サイト)