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2019年中国知的財産権主要データが発表

時間:2020-03-30

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1月14日、中国国家知識産権局が北京で2020年初の定例記者会見で、2019年の専利、商標、地理的表示の年間統計データを一括して発表した。 

データによると、2019年の中国の主な知的財産権指数は全体的に安定して成長し、知的財産権の品質と収益が持続的に向上した。 

専利について、中国の発明専利出願数は140.1万件であった。権利付与された発明専利は45.3万件で、このうち国内発明専利の権利付与数は36.1万件であった。権利付与された国内発明専利のうち、職務発明は34.4万件で、全体の95.4%を占めている。中国発明専利権利付与数の国内企業(香港、マカオ、台湾を除き)ランキングの上位3社はファーウェイ技術有限公司(4510件)、中国石油化工股分有限公司(2883件)、OPPO広東移動通信有限公司(2614件)であった。 

2019年末現在で、中国国内(香港、マカオ、台湾を除く)の発明専利保有数は合計186.2万件であり、1万人あたりの発明専利保有数が13.3件に達し、「十三・五」国家計画に定められた目標を繰り上げて達成した。中国の1万人あたりの発明専利保有数ランキングの上位3省(自治区、直轄市)は順に北京(132件)、上海(53.5件)、江蘇(30.2件)であった。 

PCT国際専利出願について、中国は前年比10.4%増の6.1万件を受理した。このうち5.7万件が中国国内によるもので、前年比9.4%増である。中国のPCT国際専利出願数ランキングの上位3省(自治区、直轄市)は順に広東(2.47万件)、北京(0.72万件)、江蘇(0.66万件)であった。 

発明出願102.3万件、実用新案出願198.1万件、意匠出願74.4万件が審査完了し、高価値発明専利の審査周期が17.3ヶ月に短縮された。専利審査品質に関する顧客満足度指数は84.8点で、満足範囲内の点数である。専利拒絶査定不服審判の請求数は5.5万件で、終了数は3.7万件であった。無効審判の請求数は6千件、終了数は5千件であった。 

商標について、中国の商標登録出願数は783.7万件であった。商標登録数は640.6万件で、このうち国内商標登録は617.8万件であった。2019年末現在で、有効商標登録数は前年比28.9%増の2521.9万件であった。4.9の市場主体につき1件の登録商標を保有している。 

中国出願人により提出されたマドリッド商標国際出願6491件を受理した。2019年末現在で、中国出願人の有効マドリッド国際商標登録数は3.8万件である。 

825.3万件の商標出願が審査完了した。商標出願の平均審査周期は4.5ヶ月に短縮され、国務院が定めた年度目標を上回った。商標異議申立14.4万件が受理され、9万件の異議申立に対する審査が終了した。各種商標審判請求36.1万件が受理され、33.7万件が審判終了した。 

地理的表示について、国家知識産権局は統一した地理的表示の専用標識を発表し、5つの地理的表示製品の保護を許可し、462の地理的表示商標を登録し、301社の地理的表示製品専用標識使用企業を承認した。2019年末現在で、累計で2385の地理的表示製品を批准し、5324の地理的表示商標を登録し、8484の専用標識使用企業を承認した。 

その他、全国の関係部門は専利権侵害係争に関する行政裁決案件3.9万件を処理し、前年比13.7%増であった。 

知的財産権使用料輸出入貿易額が370億ドルを上回った。専利、商標の質権融資総額が前年比23.8%増の1515億元に達した。このうち専利の質権融資額は前年比24.8%増の1105億元に達し、質権項目は前年比30.5%増の7060項となった。 

また、2019年の統計データには三つの特徴がある。 

第一に、知的財産権の源保護能力が強化され続けていること。中国の発明専利権利付与数が前年比4.8%増、商標登録数が前年比27.9%増となり、高価値専利の審査周期と商標登録の平均審査周期がともに短縮された。これらのデータによって知的財産権に関する品質・効果を向上させる措置が著しい効果を収め、知的財産権の源保護の能力が強化され続けていることがわかる。 

第二に、知的財産権に関する政策が市場ニーズに一層合致するようになったこと。最新データによると、一定規模以上の中国工業企業のうち専利出願をしているものは全体の22.3%を占めている。国内発明専利出願のうち企業によるものが全体の65%を占め、前年より0.6ポイント上昇した。市場主体の有効商標平均保有数が着実に増加している。これらのデータは、知的財産権の創造がますます市場に合致し、知的財産権政策が効果的に市場主体の活力を生かし、創業・イノベーションの内生的な原動力になっていることをアピールするものだ。 

第三に、知的財産権がさらに高いレベルの対外開放を力強く支持していること。海外出願人による中国発明専利出願の数は15.7万件に達し、前年より6%増加した。海外出願人による中国商標出願の数は25.5万件に達し、去年より4.7%増加した。海外出願人による中国専利出願、中国商標出願がともに持続的に増加したことは、外国企業の中国における投資興業の信念と意欲を十分に見せるものである。