「2016年ネット市場監督管理キャンペーン」が先月より始まって以来、全国の工商・市場監督管理部門は祝祭日などの販促イベントの多い時期にネット上における商標権侵害、偽物・粗悪品の販売、虚偽宣伝、取引高と信用の捏造などの違法行為を集中的に取締り、段階的な成果を収めた。
キャンペーンの開始から、内モンゴル、江蘇、安徴、湖北などの地域ではネット販売商品の抜取検査を展開し、オンライン・オフラインにおける抜取検査を同時進行で積極的に行い、オンライン販売商品の品質を効果的に監督管理した。上海、江蘇、安徴、湖北、江西、湖南、海南、重慶などは次々にオンライン・モニタリングを行い、違法行為に関する手掛かりを速やかに発見し、その後のオフライン摘発行動を強化し、ネット市場における各種の違法侵害行為を断固として取り締まった。例えば、上海はディズニーランド開業に合わせて、ディズニー記念品及びその関連商品のネット販売について、ネット検索とオンライン・モニタリングを強化し、ディズニー登録商標専用権侵害などの違法行為を重点的に摘発した。江蘇、湖北は「六月一日・子供の日」の販促期間、夏季商品と児童用品、母子用品を重点的にチェックし、ネット取引プラットフォームに絡んで専門的なモニタリングを展開した。江西は域内の夏休み旅行オンラインサービスに対してモニタリングを行った。
モニタリングを強化するとともに、各地は法執行、案件処理を厳しく行い監督管理・取締りを強化した。現在、吉林省工商部門は1161サイト(回)をチェックし、ウェブサイト・ネットショップ経営者142人(回)を立ち入り検査し、違法商品情報27件を削除し、ネット違法案件10件を取締り、25.5万元の罰金を徴収した。浙江省工商部門は3月から各種のネット違法案件481件を取締り、特にネット上の信用捏造案件を重点的に摘発し、信用捏造案件82件、違法広告案件135件、虚偽宣伝案件112件、商標権侵害案件66件を摘発した。広東省工商部門は312件を受理し、18件を審理終了し、17.45万元の罰金を徴収した。山東はネット取引案件通報制度を設けて、毎月各市工商管理局の案件処理状況を通報するようにしている。陜西はネット上における違法医療広告を重点的に取締まり、各市工商局に400件以上の違法行為に関する手掛かりを提供した。重慶市工商部門はウェブサイト・ネットショップ5928軒(回)をチェックし、ウェブサイト・ネットショップ経営者592人(回)を立ち入り検査し、違法商品情報114件を削除し、67のウェブサイトに是正を命じ、違法案件57件を摘発し、公安機関に1件を移送し、87.85万元余りの罰金を徴収した。特に登録会員19万人、サービス料1.06億元をとる「藍天店主サイト」の取引高と信用の捏造案件、および重慶宇佳盛コンサルティング有限公司による認証登録偽造と500以上の淘宝(訳注:タオバオ)ネットショップ転売案件を摘発し、違法経営者を効果的に震撼させ、公衆の関心に応え、ネット市場の秩序と消費者の合法的な権益を擁護した。そのほか、北京市工商局の強力な支援の下で、各地は全国ネット取引プラットフォーム監督管理サービスシステムの二回目のオンラインテストとネットショップ調査を完了し、数軒の違法ネットショップを摘発した。