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人工知能、遺伝子技術、ライブ配信などに係る知的財産権保護規則の研究を強化

時間:2024-07-02

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中国国家知的財産権局などの9の部門が共同で『知的財産権保護体系構築プロジェクトの実施案』を公布した。2027年までに知的財産権保護体系と保護能力の現代化改革を着実に進め、知的財産権関連の法律・法規をより包括的で体系的なものとし、「厳格な保護」の政策と基準をより改善し、行政法執行と法的保護をより厳格にし、権利付与・確認をより高品質で効率的なものとし、迅速な共同保護をより順調に、知的財産権分野における国家安全保障の基盤を一層固め、社会全体の共同ガバナンスの相乗効果を一層高めて、保護能力を大幅に向上させる。

国・省・市・県の4つの行政階級をカバーする知的財産権保護ネットワークをより改善し、知的財産権保護の基盤をさらに固め、全面的な保護体制が完全に整える。また、2035年までに知的財産権保護体系と能力の現代化改革をほぼ実現し、政府が職務と責任を果たし、法執行部門が厳しく監督管理し、司法機関が中立・公正を保ち、事業者が標準に従って管理し、業界団体が自律的な自己管理を徹底し、大衆が信義誠実の原則と法令を遵守する現代的な知的財産権保護のガバナンスシステムを構築するとされている。

その中で、実施案は保護の政策・制度の完備化を提案している。地理的表示承認の一本化制度を実施し、地理的表示承認の窓口の一本化を実現する。知的財産権保護関連政策の評価システムのサンプルを構築し、政策実施の状況と効果について評価を行う。国家知識産権保護モデルエリアを建設し、著作権の模範化を推進する。全国営業秘密保護のイノベーションを試験的に展開する。展覧会の知的財産権保護ガイドラインを改正し、大型競技大会での知的財産権保護ガイドラインを検討、策定する。人工知能、遺伝子技術、ライブ配信などに関する知的財産権保護規則の研究を強化する。データ知的財産権の保護規則の策定を引き続き進める。