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中国初の音商標が初歩査定

時間:2016-02-23

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   商標局の審査の結果、中国初の音商標出願である「中国国際放送の番組開始の音楽」が商標法の関係規定に適合し、2月13日に初歩査定公告がなされた。中国初の音商標になりそうだ。

 国家工商行政管理総局によると、音商標とは自他商品・役務を区別できる音からなる商標である。音商標は、楽曲のような音楽的な音からなるものでも良く、自然界の音や人間又は動物が発する音のような非音楽的な音からなるものでも良く、また音楽的な音と非音楽的な音の両方を含む音からなるものでも良い。

 商標登録の世界的な発展傾向と企業の自主イノベーションのニーズに応えて、2013年改正の商標法は音商標の出願登録を可能にした。「自然人、法人又はその他の組織の商品と他人の商品とを区別できるいかなる標識、例えば文字、図形、アルファベット、数字、立体標識、色の組み合わせ、音など及び上記要素の組み合わせは、商標として出願できる」と商標法第八条は規定している。

 一般に、音商標は長期にわたり使用されてこそ、顕著な特徴が得られるものである。即ち、消費者が、ある音と当該商品・役務の提供者とに特定の関係付けを行うようになったときにのみ、この音は商標登録が可能となる。

 2014年5月1日より、工商行政管理総局商標局は音商標出願の受理・審査を始め、今年1月末現在で計450件の音商標出願を受理している。