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2015年に中国の著作権登録数が引き続き大幅増

時間:2016-02-25

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先頃、国家版権局が2015年の中国著作権登録状況報告を発表した。報告によると、2015年の中国の著作権登録数は大幅な増加傾向を維持し、作品登録134.82万件、コンピューターソフトウェア著作権登録数約29.24万件、著作権質権登録606件で、著作権登録総数は同期比35.49%増の164.12万件であった。

説明によると、2015年、中国各地の著作権行政管理部門と著作権登録機構が著作権登録を重視し、効果的な措置をとり、積極的な宣伝、重点的な開拓及びサービスの改善を行い、規範化・標準化・情報化の水準を徐々に向上させた結果、登録数は引き続き増加した。作品登録について、中国31の省・自治区・直轄市および中国版権保護センターの作品登録情報をまとめると、2015年の年間作品登録数は134.82万件で、2014年の99.2万件より35.90%増であった。北京市は全体の44.57%、中国版権保護センターは全体の17.93%、上海市は全体の15.12%を占めた。登録作品の種類別では、一位は写真作品で、登録総数の38.74%を占め、次いで文字作品、美術作品、映画・ドラマ作品、映像作品、図形作品、録音製品、音楽作品、劇、ダンスなどとなっている。

2015年、中国のコンピューターソフトウェア登録数は33.63%増の30万件弱となり、最高記録を再び更新し、2010年以後で最も大幅に伸びた年となった。登録数の上位5位は北京市、広東省、上海市、江蘇省、浙江省である。うち、北京市のソフトウェア登録数は6.45万件余りで、登録数全体の22.07%を占め、首位をキープした。