最高裁は2014年5月1日に、当所がアボット社を代理して北京市第三中級裁判所に仮差し止め申請を提出し、認められた「意匠専利に係わる訴訟前の仮差し止め事件」を典型案例として公表した。
本件には被申請人は当初、訴訟文書の受け入れを拒否していたが、訴訟前の仮差し止め裁定を受けると、被疑侵害行為を自ら停止するように一変した。結局双方は和解した。訴訟前の仮差し止め裁定はアボット社の権利行使に有力な支持を与えた。
本件は北京市の裁判所で、改正民事訴訟法に基いて下した初めての専利に係わる訴訟前の仮差し止め裁定である。