中国の農業農村部と最高裁判所が海南省三亜市で共同開催した全国種子産業知的財産権保護シンポジウムにおいて、種子産業の知的財産権保護をさらに強化するため、中国は立法、司法、法執行、管理、技術という五つの方面に力を入れ、プロセス全般の全面的な監督管理の実行を加速させることがわかった。
立法について、実質的な派生品種制度の施行に焦点を当て種子産業の知的財産権保護関連法制度の整備を加速させる。植物新品種保護条例とその付随規則を早急に改正し、実質的な派生品種の実施ステップと方法を明確にし、鑑定方法と判定規則を制定し、法律普及教育を強化する。
司法について、行政保護・司法保護連携の強化に焦点を当て、機関間の共同作業メカニズムの完備化を加速させ、情報共有、案件処理経験交流、案件情報通達、案件移送メカニズムを構築、整備し、案件移送の要件と証拠の採用基準を完備化する。
法執行について、種子産業に対する監督管理法執行キャンペーンをさらに踏み込んで展開し、広範囲に悪影響をもたらす権利侵害行為(偽物や粗悪品)を断固として取り締まり、警察庁、検事庁、裁判所などの関係機関と共同で偽種子・粗悪種子などの不法行為を厳しく取り締まり、効果的に抑止し、典型的案例をタイムリーに通報し、社会全体の共同ガバナンスの推進を実現する。
管理について、品種管理制度の完備化に焦点を当て、オリジナル品種のイノベーションを奨励し、産業の需要に応えるという鮮明な方向性を強化する。トウモロコシ、水稲品種の新たな審査基準を施行し、小麦、大豆、綿花の品種審査基準を適時に改正し、品種審査のグリーンチャンネルと共同テストの特別是正を実施し、ヒマワリ、マクワウリ、キュウリの登録品種を整理して、国家農業物優良品種普及促進リストを公布する。
技術サポートについて、品種のID管理の実行に焦点を当て、品種の標準サンプル管理を強化し、分子検出技術の研究と利用を加速させ、品種DNAフィンガープリントの公共プラットフォームを改良し、偽物の取締りと権利保護に対する技術サポートシステムの整備を加速させる。
(新華網から翻訳)