先頃、中国最高裁判所の知的財産権法廷年度報告書(2022)が発表された。報告書によると、2022年に最高裁知的財産権法廷は技術類の知的財産権紛争案件と独占に係る上訴案件6183件(新規案件4405件、繰越案件1778件)を受理し、32683468件の裁判を終了した。受理数に対する裁判終了数の比率は78.7%であった。
2022年に最高裁知的財産権法廷の新規受理案件は最高裁民事二審実体案件全体の86.4%、行政二審実体案件全体の100%を占めた。2021年と比べて案件受理数が18%増加し、そのうち新規受理数が1.6%増、裁判終了数が0.2%増であった。
2022年に最高裁知的財産権法廷が受理した案件には、権利侵害案件が引き続き増加し、行政案件が若干減少し、戦略的新興産業にかかわる案件の割合が高く、全審級の職能遂行が強化されたという四つの特徴が見られる。次世代情報通信技術、バイオ医薬、ハイエンド設備の製造、標準必須特許、医薬品のパテントリンケージ、集積回路配置図設計、植物新品種などの新産業、新分野の案件が明らかに増加している。
(人民網から翻訳)