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2021年中国知的財産権保護状況白書が正式に公布

時間:2022-05-31

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先頃、中国国務院新聞弁公室(The State Council Information Office)が記者会見を開き、2021年の中国知的財産権発展状況を紹介し、『2021年中国知的財産権保護状況』(以下、白書という。)を正式に公布した。白書によると、2021年に中国は知的財産権制度の構築、承認と登録、文化的構築及び国際協力などの面でいずれも前向きな進展を遂げた。

保護の効果の面で、2021年の中国知的財産権保護効果は各国のイノベーション主体と国際社会から広く評価された。知的財産権保護の社会満足度が引き続き向上し、80.61点(100点満点)に達して、前年より0.56点上がった。世界知的所有権機関が発表したグローバルイノベーション指数2021で、中国は12位となり、前年より2位上昇し、9年連続でイノベーション駆動のポジティブな態勢を保っている。

制度の構築の面では、各関係方面が法に基づいて職責を果たし、知的財産権に関する法律・法規体系の改善、完備化を継続したことで、知的財産権保護の法治化が更に向上した。2021年に中国は知的財産権関係の法律・法規2本の改正、知的財産権保護に関する司法解釈4本の公布、さらに20を超える知的財産権保護関連政策の実施を行った。

承認と登録の面では、各種の知的財産権の承認登録数が引き続き増加し、審査の質と効率が著しく向上した。2021年の中国の特許権付与数は前年比31.3%増の69万6000件であった。商標登録数は同34.3%増の773万9000件で、国内出願人のマドリッド制度による商標の国際登録出願が5928件となり、マドリッド協定議定書締約国の中で第 3 位となった。著作権登録数は同24.3%増の626万4400件であった。農業の植物新品種出願は同22.85%増の9721件であった。

文化的構築の面では、多角的な視点から中国の知的財産権のストーリーを伝え、文明的で責任ある大国像を示した。2021年には知的財産権保護の重大なトピックの広報、報道の総数は10万を超え、新しいメディアプラットフォーム上の関連トピックの参加者の数は40億近くであった。

国際協力の面で、中国は引き続き世界知的所有権機関などの国際組織や各国・地域の知的財産権機関との交流、協力を深め、国際ルールの制定に積極的に参与し、グローバルな知的財産権ガバナンスシステムの更なる公正かつ合理的な方向への発展を促した。『環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定』等への加入を正式に申請した。

1998 年から20年以上に亘って、中国は毎年知的財産権保護状況白書を取りまとめて発表し、国内外に中国の知的財産権保護状況を紹介している。

(中国知識産権サイトから翻訳)