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2021年中国PCT国際特許出願数が再び世界第一位 ファーウェイが5年連続で出願人ランキングトップ

時間:2022-02-25

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世界知的所有権機関(WIPO)が2月10日にジュネーブで発表したデータによると、2021年に中国出願人が提出した『特許協力条約』(PCT)に基づく国際出願は前年同期比0.9%増の6万9500件で、3年連続で出願数ランキング一位となった。

2021年、世界のイノベーション主体は新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響から抜け出して、PCT国際特許出願数が増加に転じ、前年同期比0.9%増の27万7500件に達し、記録を更新した。出願数ランキングトップ5カ国は上位から順に中国、米国(5万9600件、1.9%増)、日本(5万300件、0.6%減)、韓国(2万700件、3.2%増)、ドイツ(1万7300件、6.4%減)となった。

世界PCT国際特許出願人ランキングのトップ50にランクインした中国企業は、前年より1社増え、計13社であった。ファーウェイが6952件の出願で5年連続の1位、OPPO広東移動通信(2208件)とBOE(1980件)は6位と7位であった。あとの10社は平安科技(11位、6位上昇)、中興通訊(ZTE)(13位、3位上昇)、VIVO移動通信(16位、7位上昇)、深セン大疆(20位、1位上昇)、深セン瑞声声学科技(29位、58位上昇)、武漢華星光電(32位、8位下降)、深セン華星光電(33位、9位下降)、テンセント(42位、11位上昇)、字節跳動(第46位、14位下降)、シャオミ(48位、8位上昇)となっている。

PCT国際特許出願人の世界教育機関ランキングトップ50には、中国の大学19校がランクインし、前年より4校増え、ランクイン校数最多国となり、米国(18校)がこれに続いた。浙江大学が306件で米国カリフォルニア大学に次いで第2位となり、清華大学(4位)、華南理工大学(7位)及び蘇州大学(9位)がトップ10に入り、また大連理工大学、深セン大学、山東大学、北京大学など15校がトップ50に入った。

技術分野別では、コンピューターテクノロジー(9.9%)にかかわるPCT国際特許出願数が最多で、次いでデジタル通信(9%)、医療技術(7.1%)、電気機械(6.9%)、測量(4.6%)の順である。出願数ランキングの上位10技術分野のうち、薬品の出願数の増加が最も大きく12.8%に達し、次いでバイオテクノロジー(9.5%増)、コンピューター技術(7.2%増)、デジタル通信(6.9%増)であった。

そのほか、2021年のマドリッド協定議定書に基づく国際商標出願は世界全体で前年同期比14.4%増の7万3100件に達し、2005年以来最高の増加率となった。中国は米国(1万3276件)、ドイツ(8799件)に次いで5272件で第3位となった。(国家知識産権局から翻訳)