一、知的財産権の審査能力が引き続き向上している。専利、商標、集積回路レイアウト設計の権利付与数が昨年同期より急速に増加した。これは中国の市場主体の革新・創造・起業活動が更に活発化していることの反映であり、知的財産権審査の質と効率の向上によるものでもある。審査能力の向上は専利や商標の審査期間からもわかる。6月末現在、中国の平均審査期間は発明専利が19.4ヶ月、高価値専利が13.4ヶ月に短縮され、商標登録は4ヶ月以内で安定している。
二、国内の発明専利保有企業の数が着実に増えている。6月末現在、中国国内の有効発明専利を保有する企業は27万社で、昨年末より2万4000社増えた。このうちハイテク企業は12万6000社で、107万7000件有効発明専利を保有し、国内企業の有効発明専利総数の62.3%を占めており、企業の技術イノベーション力が高まり続けている。
三、外国出願人の中国知的財産権権利付与、出願の数が引き続き増加している。外国出願人による中国出願について、発明専利は同期比30%増の5万4000件が権利付与され、商標は同期比7.5%増の9万件が登録された。この中でアメリカ出願人の中国発明専利権付与数と商標登録数はそれぞれ35%と8.9%増加した。このことは、外国企業が中国の経営環境を厚く信頼し、中国で商業活動を展開し、知的財産のレイアウトを計画していることを表わしている。(人民網から翻訳)