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全国の工商部門が2017年に商標権侵害案2万件以上を取締り

時間:2018-02-05

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    国家工商総局の情報によると、2017年、全国の工商システムは悪意による商標先駆登録の阻止と商標権侵害の取り締まりを重点作業とした。全国の工商部門は2017年1月から11月までに商標権侵害・ニセモノ案件2.1万件を取締まり、商標ブランドの競争・発展に良好的な環境を整備した。上記案件の被害額は2.73億元、罰金と没収金は3.65億元であった。

 工商総局商標局の関係責任者によると、悪意の商標先駆登録が徐々に規模化、専門化されてきた。対策として、工商部門は審査ファイルのフローを最適化し、典型的な悪意出願の種類と関連判例を整理してまとめた。審査段階では、明らかな主観的悪意が有ると判断された商標出願に対して、厳しく審査を行い、積極的に拒絶する。異議申立の審理段階では、信義誠実の原則に違反した悪意の登録行為を断固として阻止する。現在、工商総局は既に一部の悪意の登録出願を拒絶しており、これが模範的効果を生み、各種の悪意の商標先駆登録行為を効果的に阻止している。