先頃、中国国家新聞出版広電総局(訳注:全国のテレビ ・ラジオ・新聞・出版社を管理する行政機関)が『2016年新聞出版産業分析レポート』を公表した。同レポートによると、2016年の成長率と成長寄与度において、デジタル出版が出版産業のトップとなり、その「海外進出」は大幅な貿易黒字を実現した。正味千種以上のデジタル著作権を輸出し、出版物輸出全体に占めるデジタル出版物の割合がさらにアップした。
同レポートによると、2016年、全国新聞出版物産業の営業収入は2.35兆元で、2015年より1939.9億元増加し、9%の成長となった。出版産業全体の営業収入に対するデジタル出版の成長寄与度は2/3を超えて67.9%となり、7.7ポイント増加した。営業収入は5720.9億元で、2015年より29.9%増加し、出版産業の全体収入に占める割合は24.2%で、3.9ポイント増加した。
過去1年間、中国の著作権の輸出は急成長した。同レポートによると、2016年、計約1.11万種の著作権を輸出した。前年比6.3%増で、伸び幅は4.6ポイントである。うち、電子出版物の著作権取引が大幅な貿易黒字を実現し、正味の輸出は1047種で192.5%増となり、輸出品種数が輸入品種数の5.8倍となった。図書、新聞、定期刊行物、視聴製品、電子出版物とデジタル出版物の輸出は累計1.1兆米ドルで、5%増加した。うちデジタル出版物の輸出は29.1%増の3055.3万米ドルで、輸出全体の27.7%を占め、同期より5.1ポイント増加した。