先頃、広州市人大常委会の呉樹堅副主任が広州知財裁判所を視察した。2016年以来、広州知財裁判所が同期比40.84%増の3645件の裁判を終了し、案件の受理数に対する終了数の割合は同期比24.18増の84.02%となっている。
データによると、2016年1月~11月23日、広州知財裁判所は4338件を新規受理した。そのうち4096件が民事案件、18件が行政案件、224件が財産保全執行案件である。
説明によると、権利侵害の再犯と悪意な権利侵害に対して、広州知財裁判所は懲罰的損害賠償の適用を強化し、「侵害コスト」を増大させた。例えば、網易公司が著作権侵害と不正競争として多益ネットワーク公司を訴えた係争案で、案件にかかわる作品の市場価格を考慮したうえで、被告に対して合計1500万元の損害賠償を命じた。2016年1~10月、訴訟標的金額合計約5.1億元が解決された。この数字は2015年同期の終了した裁判の標的金額の3.5倍である。知財権案件における権利侵害賠償の程度が明らかに高まっている。