中国は世界で初めて年間専利出願受理数100万件超の国となった。「この記録は世界で人口の一番多い国のすばらしいイノベーション水準を反映している」と、世界知的所有権機関(WIPO)がコメントした。ジュネーブで行われた記者会見では、フランシス・ガリ事務局長も「(中国は)イノベーションを経済戦略の核心としている」と述べている。
世界知的所有権機関のデータによると、中国国家知識産権局(SIPO)は2015年に国内外出願人から110.1864万件の専利出願を受理した。この数は世界総数の40%弱を占め、米国、日本、韓国の合計を上回っている。また、世界知的所有権機関によると、2015年は世界全体の商標出願が16%も急増し、590万件に達した。意匠出願は2.3%増の87.3万件であった。上記両分野においても、中国は先頭を切っている。