国家工商総局の10月17日付の発表によると、今年第1四半期~第3四半期の商標登録出願数は264.9万件で、昨年同期比25.2%増であった。9月末現在で、商標の有効登録数は1176.5万件で、市場主体一万軒あたりの有効商標所有数は1405件となり、2015年末の1335件より5.3%も増加した。企業の商標意識が高まり、商標出願数が急増した。目下中国では7.1軒の市場主体につき、1つの有効商標を所有していることになる。商標権質権の登記数が急成長し、第3四半期までの累計で35.1%増となる896件の質権登記申請が受理され、商標権質権による企業への融資は128.5%増の462.5億元となった。また、商標登録の利便化改革が高く評価され、ネット上の調査によると満足度は94.4%に達していることが分かった。特に地方への商標登録出願の受理の委任と登録商標の質権登記受理所の増設などがポイントとなっている。