スイスのジュネーブに本部を置く世界知的所有権機関が11月7日、年次報告書『世界知的財産権指標』を発表した。報告書によると、2023年の特許出願件数は過去最高を更新して初めて350万件を突破し、中国はランキング一位であった。
報告書によると、厳しいマクロ経済環境にもかかわらず、世界の特許出願件数は四年連続で増加した。2023年の特許出願件数は中国が164万件で最多であり、次いで米国、日本、韓国、ドイツとなっている。データを見ると、コンピューターテクノロジーは依然として公開された特許出願で最も頻繁に登場する技術であり、世界全体の12.4%を占め、その後に電気機械、測量、医療技術、デジタル通信と続いている。
その他、2023年に中国出願人が提出した意匠出願は882807件で、世界最多であった。次いでアメリカ、ドイツ、イタリア、韓国が続き、上記5カ国の出願件数を合わせると世界全体の4分の3近くを占めている。中国からの出願の急成長によって、上位5カ国の合計シェアは過去10年間で3.6%増加した。
また、報告書は、2023年に世界中で約29070件の植物新品種が出願されており、その中でも中国の出願人が最も活発で、世界全体の53.5%にあたる15552件の出願を提出したと記し、有効地理的表示でも中国は最多国であったと紹介している。
(CCTVから翻訳)