中国新聞出版研究院は4月27日、北京で『2014年中国著作権産業の経済的貢献についての調査研究報告』(以下、『報告』をいう)を発布した。『報告』によると、ここ数年間、中国の著作権産業は速やかな発展を遂げ、国民経済に対する貢献が持続的成長してきた。中国著作権産業の付加価値は2006年の1.3489億元から2014年の4.6288億元まで増加し、9年間の平均年間成長率が17%である。うち、中核的著作権産業の成長率は一番高く、9年間に二倍増で、平均年間成長率は20%である。
紹介によると、2014年、中国の著作権産業の産業付加価値は全国GDPの7.28%を占め、前年より0.01ポイント向上し、うち中核的著作権産業が6割弱を占めた。近年来、中国の中核的著作権産業は飛躍的発展を遂げ、国民経済に対する貢献が一番注目され、産業付加価値が2006年の6471.56億人民元から2014年の2.7261億人民元に成長した。うち、新聞出版、ソフトウェア、デザイン、広告、ラジオ・映画・ドラマなど業界の牽引力が大きく見られている。
「中国はGDPにおける中核的著作権産業の業界付加価値の割合がアメリカ、オーストラリアなど先進国より低いものの、その差は段々縮まっている。また、中国著作権産業の商品輸出額は2006年の1492.62億米ドルから2014年の2944.92億米ドルまでにアップし、平均的年間成長率は9%である。輸出の構成から見ると、著作権産業全体における中核的著作権産業の商品輸出額の割合は依然として2%を下回っており、中国著作権産業の商品輸出額は製造業を主とするパターンが変わっていないことを物語っている」と『報告』は指摘した。