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世界知的所有権機関が2024年の統計データを発表 中国が国際特許出願最多国

時間:2025-04-30

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先頃、世界知的所有権機関は申告に基づく2024年世界知的財産権統計データを発表した。データによると、2024年の世界PCT(特許協力条約)国際特許出願総数は27万3900件で、前年比0.5%増であった。中国は出願数が同期比0.9%増の70160件で、依然として出願数最多国である。米国は54087件で世界2位、日本、韓国、ドイツがそれに続いた。

出願者別では、中国の華為技術有限公司(ファーウェイ)が6600件のPCT国際特許出願で世界首位となった。韓国のサムスン電子が2位、続いて米国のクアルコム、韓国のLG電子、中国の寧徳時代(CATL)であった。

2024年は、分野別ではデジタル通信が全体の10.5%を占め、2019年以来首位を走っていたコンピューター技術を抜いて首位に浮上した。その他、コンピューター技術、電気機械、医療技術及び測量が主な分野であり、これらの5つの分野の出願総数は公開されたPCT国際特許出願全体の40%を占め、2019年より5ポイント増加した。トップ10の技術分野の中で、デジタル通信と電気機械は2024年に最も高い増加率を記録した。

(出所 中国中央政府の公式サイト)