中国国家知識産権局の申長雨局長が4月24日の記者会見で、知的財産権司法保護を強化し、全面的なイノベーションをサポートする制度の基盤強化を加速するため、同局は各種の知的財産権法律・法規及び制度・規則の制定と改正を全体的に考慮して推進すると紹介した。
専利法については、専利法実施細則の改正を加速させ、特許ライセンス、実用新案の顕著な進歩性審査、意匠の顕著な区別審査など改正内容の実施を促進し、実用新案制度の改革を積極的に推進し、ハーグ協定加盟後の審査管理を着実に遂行し、世界の意匠体系に完全に統合していく。
商標法については、商標法改正の議論を加速させ、商標分野における悪意の先取り登録、買い溜め式出願などの根深い矛盾や問題の解決に力を入れる。
地理的表示については、地理的表示法の制定を加速させ、地理的表示保護モデルと商標保護モデルの調和を維持し、統一された地理的表示認定・実施案を制定し、地理的表示申請の出入口の一元化を実現し、特色のある産業の発展、農村部の振興、文化財の継承などの促進において地理的表示の力を発揮させる。
その他、国家知識産権局はビッグデータ、人工知能、遺伝子技術などの新分野、新業界の知的財産権規則の研究に力を入れ、関係分野のイノベーションと発展をサポートする。また、国際的な知的財産権規則の制定に積極的に参与し、高水準の国際経済・貿易規則との統合を図る。
(国家知識産権戦略網から翻訳)