世界知的所有権機関(WIPO)が11月21日に2022年の『世界知的財産権指標』(WIPI)を発表した。この報告書によると、2021年に中国は有効専利数、有効商標登録数及び有効意匠登録数の最多国となり、それぞれ360万件、3720万件、260万件に達した。
報告書によると、2021年に世界的に受理された340万件の専利出願のうち、中国の受理数が159万件、次いでアメリカ(59万1473件)、日本(28万9200件)、韓国(23万7998件)と欧州(18万8778件)と続いている。報告は、中国の持続的な増加を受け、アジアは2021年の専利出願受理数が世界全体の3分の2(67.6%)を占め、2011年の54.6%を大幅に上回ったと指摘した。
商標については、中国国家知識産権局の出願受理数が最多で、類別に統計すると約950万件で、次いで米国特許商標庁(89万9678件)、欧州特許庁(49万7542件)となっている。
2021年に中国国家知識産権局は80万5710件の意匠出願を受理し、世界全体の53.2%を占めた。2021年に世界的に約2万5340件の植物新品種出願が提出され、2020年より12%増加した。このうち中国が1万1195件を受理し、世界受理数全体の44.2%を占めた。93の国と地域からのデータによると、2021年に世界的に約6万3600件の有効地理的表示が保護され、中国による有効地理的表示は最多で9052件に達した。
中国知識産権情報網から翻訳。