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『商標審査・審理指南』が来年1月1日より施行

時間:2021-12-10

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先頃、中国国家知識産権局が『商標審査・審理指南』を公布し、2022年1月1日より施行することを公示した。この施行に伴い、元の『商標審査・審理標準』は廃止される。

商標法の改正、民法典の実施及び関連法律、法規の公布に適応し、商標審査・審理基準と手続きを規範化し、各段階の法律適用の統一と基準執行の一致を保障し、国家知識産権局が多様な形で意見を募集して、十分な検討を行い、論証を重ね、元の『商標審査・審理標準』を基にして『指南』を制定した。

『指南』は「方式審査と事務作業編」と「商標審査・審理編」との上下2編からなっている。「方式審査と事務作業編」は25章からなり、商標審査・審理の方式審査と事務作業を体系的、包括的に整理し、方式審査の一般的要求を定め、商標業務別の方式審査作業基準を細分化し、商品役務の分類、文字商標検索要素の分類、図形商標要素の分類及びその他の検索要素の分類を定め、登録商標の更新、変更、譲渡などの手続きの審査基準を明確にし、マドプロ国際商標登録出願、異議申立てとそれにともなう後続業務などの各業務の審査基準について説明し、商標関係料金、書類送付、商標包袋、商標公告などを規範化している。「商標審査・審理編」は19章からなり、商標審査・審理の実体的基準を完備し、法律・法規改正の関連要求を満たし、商標審査・審理の原則、範囲、基本概念を定め、関連法の立法趣旨に合致する実体審査基準の理屈と指導性を強化し、実務上の基準適用の統一化と個別案件の審査との調和の要求を明確にし、基準の指導性を向上させるために事例と注釈つきの図解を付加している。

『指南』は2022年1月に発行予定である。