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北京初の展覧会知的財産権保護連盟が発足

時間:2020-05-30

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20回目の世界知的所有権の日を迎える4月26日、北京市朝陽区展覧会知的財産権保護連盟が発足した。これは北京で最初の展覧会知的財産権保護連盟である。同連盟の発足で展覧会における知的財産権保護がレベルアップし、展覧会業界の健全な発展が効果的に推進される。 

同連盟は中国国際展覧センター、全国農業展覧館、国家会議センター、北京国際会議センターなどの展示場や展覧会関係企業により設立され、当面18の企業が加入している。 

同連盟は、加盟企業の協力の作用を発揮させ、リソースの共有を図り、知的財産権保護を強化し、展覧会分野における知的財産権保護の新しいモデル、メカニズムを常に革新し、展覧会における知的財産権保護をレベルアップし、知的財産権侵害行為の取り締まりを強化し、国家知的財産権戦略の着実な実施を保障し、公平競争の市場秩序を維持することを主な目標としている。 

朝陽区市場監督管理局(朝陽区知識産権局)の関係責任者は、「展覧会における知的財産権保護を強化し、展覧会業界の良質な発展を推進するため、新しい朝陽区知的財産権局の設立以来、末端知的財産権管理機能のレベルアップを模索する中、知的財産権管理における企業や社会組織の参与、企業の自己管理と業界の自主規制を重要視してきた」と述べた。この度、同局は従来の単一的な行政管理手段を捨てて、展示場と展覧会関係会社が展覧会関連の知的財産権管理に参与するよう奨励し、提唱し、サポートする。朝陽区展覧会知的財産権保護連盟はこうした背景の下で設立された。 

国家会議センター総経理補佐の陳宇氏は、「近年、北京における展覧会の数が急増し、その規模も拡大し続けているが、展示場側や出展側は展覧会における知的財産権に十分な関心と保護を与えておらず、展覧会において知的財産権侵害や展覧会詐欺が時折発生している。知的財産権保護連盟の発足後、展示場側、出展側は連盟の枠組み内でサービスレベルを向上させ、展覧会のブランドを育成するとともに、相互協力を強化し、業界の自主規制を推進し、展覧業界の発展を効果的に推進することもできる」と語っている。