国家工商総局によると、一年に及ぶ商標登録利便化改革の推進の結果、商標登録のオンライン出願、オンライン検索、オンライン公告、オンライン費用納付が既に全面的に実現され、オンラインによる申請手続きが23項目にまで増えた。商標関係手続きの手数料は50％引き下げられ、企業のコストダウンに繋がっている。

　中国の市場主体のブランド意識が日増しに高まり、商標登録の出願数が急増し続けている。2017年1月～10月の中国の商標登録出願は441.3万件で、2016年の369.1万件を72.2万件上回った。このうちオンライン出願は377.1万件で、出願全体の85.45％を占めた。現在、105の商標受理所と49の商標質権出願受理所が、全国29の省、自治区、直轄市の工商、市場監督管理部門に設けられている。

　なお、中国企業の所有する商標ブランドの価値も高まり続け、ブランドの経済発展牽引作用がさらに浮き彫りになっている。目下、中国は世界でブランド価値の成長率が最も高い。ブランド評価機構の統計によれば、過去12年間で中国のブランドの価値は937％上昇し、グロバール・ブランド・ランキングTOP100の総価値の11％を占めている。