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中国商標金賞が発表

時間:2017-08-01

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   中国国家工商総局と世界知的所有権機関が共催する「中国商標金賞」が30日に江蘇省揚州市で発表された。深セン市大疆科技有限公司など25の企業及び個人が受賞した。

 国家工商総局の張茅局長は授賞式で次のように挨拶した。

ここ数年、商事制度改革による「政策の配当」がもたらされ、たくさんの新規登録企業が生まれ、社会のイノベーション・創業活力が強化されるに伴い、中国の商標ブランド事業は急成長を遂げ、著しい成果を収めており、中国は名実ともに商標大国となっている。2016年の商標登録出願は369.1万件で、2015年より28.35%増加し、15年連続世界一となった。2017年5月末の商標出願数は累計2384.2万件、商標の累計登録数は1547万件、有効登録商標数は1322.2万件で、1万市場主体あたりの商標所有数は2011年の1074件から現在の1448件に増加し、伸び率は34.8%である。目下中国では、平均して7市場主体につき1件の有効商標を所有している。

 中国の商標保護はブランド経済の発展に良好な競争環境を整えている。商標の運用レベルとブランド価値が次第に向上し、商標ブランド強国の構築に有力なサポートを提供している。中国商標のブランド価値は成長を続けており、国際ブランドコンサルティング会社であるミルウォード・ブラウン社による世界のブランド価値ランキングトップ100(BrandZ™ Top 100 Most Valuable Global Brands Ranking )に入る中国のブランドは12年前に1つだったのが2017年には13になり、ブランド価値が937%向上した。

 張局長は、中国は登録商標の行政保護を強化し、ブランド育成システムを全面的に構築し、ブランドの国際市場開拓に力を入れ、中国企業と中国ブランドの「国外進出」を積極的に支援すると述べた。