今年年初から8月31日末までの間に、広州知的財産権裁判所は各種案件9078件を新規に受理し、8170件の裁判を終了し、裁判官の平均案件終了数は231件であった。
広州知的財産権裁判所は情報通信、人工知能、バイオ医薬品、新素材・新エネルギー、植物新品種などの先端分野やハイテク技術に係わる紛争の裁判を全面的に強化し、今年年初から8月31日末までに、各種専利権紛争案件4627件を新規に受理し、3724件の裁判を終了した。内訳は特許、実用新案、意匠に係わる紛争案件、その他の専利権紛争案件の終了数がそれぞれ238件、664件、2717件及び105件であった。
その他、同裁判所は中国民法典にある懲罰的賠償の規定を全面的に実行した。雷盟光電公司と美高照明公司の実用新案権侵害紛争で、同裁判所は中国民法典にある知的財産権に係わる懲罰的賠償の規定に従い、3倍という懲罰的賠償の支払いを命じた。これと同時に、広州知的財産権裁判所は懲罰的賠償の適用の実務経験を速やかにまとめ上げ、『懲罰的賠償制度の全面的な実施に関する意見』を発表し、省の裁判所が組織する『懲罰的賠償適用のガイドライン』の制定に参与した。
広州知的財産権裁判所は公平な競争秩序の保護を強化し、市場の法的環境を守り、法に基づいて商標のフリーライド、模倣、便乗などの権利侵害行為を厳しく取り締まり、馳名商標、有名ブランド、老舗などの保護を強化し、悪意の先取り登録、買いだめ式大量出願などの商標登録・使用秩序を乱す行為を断固として阻止し、ブランド強「省」建設を全力でサポートしている。年初から8月31日までの間に、広州知的財産権裁判所は各種商標権紛争案件416件を新規に受理し、381件の裁判を終了し、それぞれ同期比22.92%と39.05%増加した。
(中国保護知識産権網から翻訳)