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中国は24年間で各種不正競争案件70万件余りを取締り

時間:2017-12-04

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   中国国家工商行政管理総局からの11月14日付け情報によると、中国工商システムは24年間で各種不正競争案件70万件余りを取締り、その被害額は437億元で、罰金と没収金は合計100億元余りであった。

 ここ数年、中国市場経済の活発な発展に伴い、市場競争の新しい方式と手段が数多く現れており、そのため現行『不正競争防止法』の関係条文が市場経済発展のニーズに適応しなくなっている。新しい『不正競争防止法』は、中国経済・社会発展の新情勢、新需要に立脚し、イノベーション・発展の促進と公平競争の維持、経営者権益の保護と消費者権益の保護をバランスよく考量し、市場で多発している不正競争行為に対し効果的な規制の措置と手段を制定しており、工商部門と市場監督管理部門による市場監督管理職能の履行の強力な法律手段となる。

 工商総局の張茅局長は次のように述べている。新しい『不正競争防止法』の実施貫徹は現行の不正競争防止法制度を完備化させるものであり、法の支配を全面的に推進するための必然的要求である。中国工商システムは、法改正のキーポイントを正確に把握し、不正競争取り締まりの法執行の重点を明確に理解して、『不正競争防止法』の適用範囲を合理的に判断し、市場行為の規範化を一層強め、市場における混同行為を取り締まり、知財権保護を強化し、商業賄賂行為を摘発して、法に則って規範化したビジネス環境を作り、消費者ミスリーディングや商業中傷行為を摘発して、信義誠実の市場環境を守る。