6月26日商務部サービス貿易局の責任者が2017年1月から4月の中国のサービス輸出入状況について談話を発表した。
2017年1月から4月、中国のサービス輸出入は緩やかな成長を見せ、輸出入総額が同期比8.1%増の1兆4457.4億人民元、うち輸出が4%増の4533.5億元、輸入が10%増の9923.9億元であった。
この間の中国のサービス輸出入は次の特徴を持つ。
一、新興産業分野の輸出の構成が合理化されている。サービス輸出額は累計6.9%増の2263.9億元で、全体成長率より2.9ポイント高く、サービス輸出全体の半分を占め、昨年同期より1.4ポイント上昇した。知財権実施料と、個人文化・娯楽サービスがそれぞれ415.1%と30.9%増加した。
二、伝統産業分野の輸出は成長と衰退の両面がある。サービスの輸出は累計1.2%増の2269.6億元で、全体成長率を2.8ポイント下回った。うち旅行と建築の輸出がそれぞれ-3.6%と-3.2%で、加工業の輸出が+2.7%であった。貨物貿易の成長に牽引され、運輸業の輸出が昨年の-6.4%から一転して+8.4%になった。
三、大半の新興産業分野における輸入がプラス成長を続けている。保険と金融を除く新興産業分野の輸入がいずれもプラス成長を続けている。うち技術サービス輸入が6.5%増の254.6億元、知財権実施料の輸入が25.7%の599.1億元、コンピューターと情報サービスの輸入が79.5%増の409.6億元であった。