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世界知的所有権機関 世界の科学技術革新クラスター・トップ100ランキングで中国が1位をキープ

時間:2024-09-30

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世界知的所有権機関が27日に『2024年世界イノベーション指数(GII)報告書』の早期報告書を発表した。報告書によると、中国が2年連続で世界の科学技術革新クラスター・トップ100ランキングで一位となった。

GIIの科学技術革新クラスターとは都市や都市の集積のことで、そのランキングは、『特許協力条約』に公開された特許出願の発明者の所在地と、発表された科学技術論文の著者の所在者の二つの指標に基づくものである。世界知的所有権機関は科学技術活動が集中する世界で最も活発な地域を特定するために、これらの指標に基づいて順位をつけている。

報告書によると、中国は世界の科学技術革新クラスター・トップ100に26が入っており、昨年の24より増加している。次いでアメリカが20、ドイツが8、インドと韓国がそれぞれ4となっている。

世界トップ10の科学技術革新クラスターのうち7つがアジアに、3つが米国にある。日本の東京・横浜クラスターがトップで、中国の深圳・香港・広州クラスターがそれに続き、中国の北京が3位にランクインし、米国カリフォルニア州のサンノゼ・サンフランシスコクラスターは、米国を代表する科学技術革新クラスターとして6位にランクインしている。

トップ10の科学技術革新クラスターの順位はあまり変わっていないが、トップ100の順位の推移は、中所得経済圏、特に中国におけるイノベーションの力強い成長を示している。エジプトのカイロ、インドのチェンナイ、トルコのイスタンブールなど他の中所得経済圏も好調であった。

世界知的所有権機関のダレン・タン事務局長は、「科学技術革新クラスターは国家のイノベーションエコシステムの基盤であり、こうしたクラスターは先進国で活況を呈しているだけでなく、新興国でも台頭している。世界知的所有権機関は今後もこれらのクラスターを支援し、その知的財産権の活用、研究成果から実用的な解決案への転換をサポートする」と表明した。

(新華網から翻訳)