北京市人民政府新聞弁公室は4月19日に記者会見を開き、2016年の北京市知的財産権保護状況を発表した。同年、北京市の専利出願数は前年同期比で21%増加し、発明専利出願量は同期比17.7%増の10万件となり、1万人あたりの発明専利保有数が全国トップとなった。
潘新勝北京市知識産権局副局長・スポークスマンの説明によると、現在までの有効登録商標は87.3万件、中国知名商標は229件、北京市著名商標は683件である。北京地区での著作物の登録は同期比15.38%増の693421件で、全国の43.35%を占め、14年連続で全国トップとなり、コンピューターソフトウェア著作権登録は82490件で、全国の20.2%を占めている。
専利出願数は同期比21%増の189129件で、うち発明専利出願数は同期比17.7%増の10万件超。専利権付与数は同期比7%増の100578件で、うち発明専利権付与数は同期比15%増の40602件であり、1万人あたりの発明保有数は全国トップの76.8件となった。
北京知財裁判所で各種知財案件10638件が受理され、8111件が裁判終了した。
また、北京市は六つの知財国際交流協力基地を通じて、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどに22箇所の海外拠点を設け、知財保護の対外交流協力ルートを広げている。